アメリカでプリペイドSIMのデータ定額でAndroid端末を使う(2012年)

2013年の情報はこちら。アメリカでプリペイドSIMのデータ定額でAndroid端末を使う(2013年) - 組み込みの人。

先日アメリカに行ってT-MobileプリペイドSIMを購入して使ったので、そのことを書き残します。
昨年7月にも行ったのですが、その時とは料金システムが変わっていました。

SIMの購入

T-Mobileの店に行って、去年使ったSIMを持っていって、「これにRefillしたい。」と言ったのですが、それは有効期限が切れていて(expired)もう使うことができない。新たにSIMを買い直すしかないということ。
どの電話で使うのか聞かれたのでNexusOneを見せました。すると2つのプランを提案されました。
ひとつは、50ドルで1ヶ月間、データもテキストも通話も使い放題。
もうひとつは、10ドルでSIMを買って、それに追加でチャージして使う方法。1日2ドルで、データ、テキスト、通話は使い放題。ただしデータ通信の速度は2Gに限定。

前者は以下のページのMonthly4G plan
http://prepaid-phones.t-mobile.com/monthly-4g-plans
後者は以下のページのPay By The Dayの2ドルのプラン
http://prepaid-phones.t-mobile.com/pay-by-the-day-cell-phone-plans
一日3ドルのプランだと速度の限定が緩和されるようですが、これは4G(Wimax)の端末でないともったいないかな。

こっちに滞在するのは10日ですが、カンファレンスでホテルに缶詰めになっている日はWiFiが使えるはずだから要らないだろうし、足りなければそのときにRefillしようということで、後者のPay By The Day の一日2ドルのプランで、10ドルでSIMを買って10ドル分チャージしてもらいました。
それに税金がかかるので、支払い金額は一枚あたり20.85ドル。これを2枚買いました。クレジットカードで払いました。写真付きIDとしてパスポートを見せました。

SIMには3.34ドル分のバリューがついていたので、この時点で13.34ドル入っていました。1日2ドルなので、6日分になります。

SIMは挿すだけでOK。APNなどの設定は不要でした。PIN番号の入力も不要。

昨年との違い

昨年はデータ通信をするためには、ブラウザでT-Mobileのページへ行って、OneDayPasswortというのを明示的に購入する必要がありました。そしてその有効期間は購入したときから24時間でした。

現在のプランでは、データ、テキスト、通話が全部一緒になっているので、そのうちのどれかを使用したら自動的にその日の分が支払われます。日付の区切りは夜中の12時です。なので夕方から使い始めるとちょっともったいないことになります。通信したら自動的に差し引かれてしまうので、使いたくないと思ったら端末をAir planeモードに切り替えて勝手に通信しないようにしておく必要があります。

SIMの有効期限

How long prepaid SIM stays active?
http://support.t-mobile.com/message/89553#89553

通常は90日でexpireされる。リフィルすると90日延長される。
リフィルの最低金額は$10。
$100 を一度にリフィルするとGold Reward member となり有効期間が365日になる。
その後は、リフィルするたびに有効期間が365日延長される。

Refillの方法

  1. スーパーなどでT-MobileのRefill cardを購入して、スクラッチをはがしてその番号を入力する。
  2. 電話のブラウザでT-Mobileのmy accountページを開いて、そこからクレジットカードで購入する。
  3. PCのブラウザでMy T-mobileのアカウントからクレジットカードで購入する。

一番最後の方法はT-Mobileのサービス圏外から可能ですが、My T-Mobileのアカウントはアメリカにいるうちに作っておく必要があります。アカウントを登録するときの仮パスワードはSMSのテキストメッセージで送られてくるからです。
My T-Mobileのアカウントを作っておけば、90日以内にまたアメリカに行く予定ができれば、PCからRefillして有効期間を延ばすことができます。