UbuntuでVMware Server 2.0をコマンドラインから操作する
VMware Server 2.0は、ゲストOSの設定/起動などを行うインターフェイスとして
* Webベースの管理画面(GUI)
o http://ホストOSのIPアドレス:8222 にブラウザで接続すると管理画面が登場します。
* コマンドラインベースの管理用ツール(CUI)
o vmware-vimsh、 vmware-vim-cmdと2種類のUIを提供しています。
ここで後者の vmware-vim-cmd を使えば、ゲストOSの電源ON/OFFと言った単純な操作は、コマンド一つで行えます。かなり便利なので、以下方法をまとめます。
Ubuntuではrootのパスワードが無くてsudoで管理者コマンドを実行するのが一般的です。そこでVMWare Serverをインストールするときに管理者ユーザーをデフォルトのrootでなく自分のユーザアカウントを指定しました。この状態でコマンドラインツールのvmware-vimsh を使うとどうもうまくいきません。自動的にrootが管理ユーザーと想定してログインしようとして、それに失敗しているようです。
vmware-vim-cmdの方は -U オプションで管理者ユーザーを指定するとうまくいきます。
管理者ユーザーをfoo とすると
$ sudo vmware-vim-cmd -U foo vmsvc/getallvms
vmid 16のゲストOSを起動する場合は
$ sudo vmware-vim-cmd -U foo vmsvc/power.on 16
vmware-vimshの方は割と低レベルで管理データベースにアクセスするコマンドのようで、エラーがでた状態でいろいろいじっているとwebの管理ツールも動かなくなってしまいます。なのでこっちはあまり使わないほうがよさそうです。
webの管理ツールが動かなくなってしまったときは以下の操作で復帰できるようです。
$ sudo /etc/init.d/vmware-mgmt restart