Android端末はしがらみのない新規参入組のほうが有利か

インタビューで答えているように、デバイスドライバ開発だけに注力すれば、Android端末が作れてしまう。畑違いの新興メーカであっても。開発着手が9月で発売が1月とか、通常の携帯電話では考えられないスピード。

androidのソースを見てそう感じてはいたが、実際にこの短期間で製品としてだしてしまうところが現れた。さらにKogan社はOHAメンバーですらないそうだ。
きっと現在ノートPCやPCの周辺機器を作っているようなメーカは同じようにAndroidを使った携帯電話の開発を始めているのに違いない。
ここから一年くらいの間に、多数のAndroid端末が出てよりどりみどりな状態になるだろう。

開発がroadmapどおりに進めばQ1 2009にはandroidの標準状態でも日本語が使えるようになると思われるので、海外製の端末を認証を取って国内に輸入するような商社も現れるだろう。

国内の携帯電話メーカはこれによってandroid端末をラインアップに加えざるを得ないが、このときどこまで割り切って考えられるだろうか。
既存の日本の携帯電話の機能、例えばFelicaおサイフケータイの機能をつけようとすると相当androidのソースに手を入れなければ実現できないはずだ。
さっさとandroid標準機能のみで短期間で製品化してしまうか、または現在の日本の携帯電話の機能の実現にこだわるあまり開発に時間をかけ過ぎてしまうのか。
とても変化が速そうだ。走りながら考えていくしかないと思う。