遅ればせならDockerを試してみた
先日のLinuxCon Japanでも話題になっていたDockerを遅ればせなら試してみた。
拍子抜けするほど簡単だった。誰かが用意してくれたものを使うだけなら。
busyboxの小さなルートファイルシステムを動かす
$ sudo docker.io run -i -t busybox /bin/sh
これだけで、自動でbusyboxのルートファイルシステムをダウンロードしてきて起動してくれる。
しばらく待っているとダウンロードが完了して/bin/shのプロンプトが出た。
/ # ls -l /bin/sh lrwxrwxrwx 1 root root 7 May 22 23:22 /bin/sh -> busybox / #
確かにbusyboxのルートファイルシステムが動いている。
同様にubuntuのルートファイルシステムを動かすには以下のようにすればよい。
$ sudo docker.io run -i -t ubuntu /bin/bash
簡単すぎた。これは楽だ。なるほどみんなが騒ぐわけだ。
Qemuを使ってARMのルートファイルシステムをDockerで動かす
Debian armhfなDocker imageを作ってみた - kotakのひまじめ日記
このページの通りにやったらできた。
dockerをsudo無しで使う
ユーザーがdockerのgroup権限があればsudoが不要になる。
ユーザー(koba)をdockerのgroupに入れるには
$ sudo addgroup koba docker
次にログインしたときに有効になる。
補足
Debian/Ubuntu ではすでにdockerという別のコマンドがあるため、パッケージ名とコマンド名がdocker.ioに変更されている。これをdockerの名前で使えるようにするための方法は以下に書いてある。
本家サイトのUbuntuのインストール方法
Dockerは何がうれしいのかがよくわかる記事。
Docker: Linuxコンテナを使ってアプリケーションの配置を支援する
Dockerの中が少しわかる記事。
Dockerが利用しているAUFSとLXC - $shibayu36->blog;
DockerはGo言語で書かれていてそのソースはgithubで公開されている。
https://github.com/dotcloud/docker
dockerのコマンドの頭のソースはdocker/docker.go